最近、頻繁に自然災害が発生しています。
移住先の選定において、その土地のリスクを知っておくことは重要だと私は、考えています。
過去のデータを私なりにまとめてみましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
それでは、見ていきましょう。
活火山

日本には多くの活火山があります。

2022年1月15日にトンガ沖(海底火山の大規模な噴火)があり
日本にも津波があった事が記憶に新しいですね
そこで日本国内(北方領土を除く)の活火山の数を都道府県別に調べ、多い地域を紹介していきます。
順位 | 都道府県 | 活火山数 |
1位 | 東京都 | 21 |
2位 | 北海道 | 20 |
3位 | 鹿児島県 | 11 |
4位 | 長野県 | 10 |
5位 | 秋田県,福島県,群馬県 | 6 |
8位 | 岩手県,岐阜県,山形県 | 5 |
活火山がない都道府県は、埼玉県・茨城県・千葉県・愛知県・三重県・滋賀県・福井県・京都府・奈良県・和歌山県・大阪府・兵庫県・広島県・鳥取県・岡山県・香川県・愛媛県・徳島県・高知県・福岡県・佐賀県の21の地域となります。
出典:活火山リスト
地震

2022年に入って、およそ3か月が経過。
その間、震度5強以上の地震が複数回発生しています。
- 1月04日【父島近海】震度5強
- 1月22日【日 向 灘 】震度5強
- 3月16日【福島県沖】震度6強
- 3月18日【岩手県沖】震度5強

最近、震度5強クラスの地震が多く、とても気になりますね
そこで、地震が多い都道府県と少ない都道府県を調べてみましたので見ていきましょう!
地震が多い地域 10都道府県
順位 | 都道府県 | 震度5未満 | 震度5以上 | 合計 |
1位 | 福島県 | 6,504 | 36 | 6,540 |
2位 | 茨城県 | 5,640 | 35 | 5,675 |
3位 | 宮城県 | 5,628 | 24 | 5,652 |
4位 | 岩手県 | 4,733 | 15 | 4,748 |
5位 | 栃木県 | 2,983 | 9 | 2,992 |
6位 | 千葉県 | 2,959 | 11 | 2,970 |
7位 | 新潟県 | 2,659 | 32 | 2,691 |
8位 | 東京都 | 2,244 | 5 | 2,249 |
9位 | 北海道 | 2,072 | 9 | 2,081 |
10位 | 青森県 | 1,954 | 8 | 1,962 |
地震が少ない地域 10都道府県
順位 | 都道府県 | 震度5未満 | 震度5以上 | 合計 |
1位 | 香川県 | 137 | 1 | 138 |
2位 | 鳥取県 | 160 | 0 | 160 |
3位 | 岡山県 | 164 | 0 | 164 |
4位 | 佐賀県 | 192 | 2 | 194 |
5位 | 山口県 | 204 | 0 | 204 |
6位 | 富山県 | 209 | 1 | 210 |
7位 | 徳島県 | 214 | 1 | 215 |
8位 | 三重県 | 216 | 2 | 218 |
9位 | 愛媛県 | 233 | 1 | 234 |
島根県 | 234 | 0 | 234 |
日本国内の地震が1番多い福島県が6,540回に対し、1番少ない香川県が138回。
この回数差には驚きです。
地震が苦手な人は、少ない都道府県を参考に移住地の選定をした方が得策かもしれません。
出典:気象庁 震度データベース検索
津波

地震の次に思い浮かべるのは、津波ではないでしょうか?
東日本大震災で発生した大津波警報は今でも記憶に残っています。
それまで正直、津波と言えば、チョロチョロっと打ち寄せる波程度しか思っていませんでした。
しかし、東日本大震災時の津波は10mを越えていました。
街を飲み込んだあの記憶を決して忘れることなく、教訓にしたいと思いました。
そんなわけで今回、南海トラフ地震が発生したことによる津波の影響をとりあげています。
最大値 | 最大値 | 最大値 | 最大値 | 最大値 | |||||
茨城県 | 6m | 静岡県 | 33m | 和歌山県 | 20m | 香川県 | 5m | 熊本県 | 4m |
千葉県 | 11m | 愛知県 | 22m | 岡山県 | 4m | 愛媛県 | 21m | 大分県 | 15m |
東京都(区部) | 3m | 三重県 | 27m | 広島県 | 4m | 高知県 | 34m | 宮崎県 | 17m |
東京都(島岬部) | 31m | 大阪府 | 5m | 山口県 | 5m | 福岡県 | 4m | 鹿児島県 | 13m |
神奈川県 | 10m | 兵庫県 | 9m | 徳島県 | 24m | 長崎県 | 4m | 沖縄県 | 5m |

想定されている津波の高さに正直驚きました
2ケタの津波の高さで想定されているのが13地域あり、最大値が高知県の34mとなっています。
移住地の選定の際には、参考にして下さい。
出典:国土交通省 気象庁 南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ
出典:内閣府 防災情報のページ 都府県別市町村別最大津波高一覧表
台風

1951年~2021年8月までの期間に、台風が上陸したのは209回(再上陸含まず)。
それらをまとめたので、ご覧ください。
順位 | 都道府県名 | 台風上陸数 |
1 | 鹿児島県 | 42回 |
2 | 高知県 | 26回 |
3 | 和歌山県 | 24回 |
4 | 静岡県 | 21回 |
5 | 長崎県 | 17回 |
6 | 宮崎県 | 14回 |
7 | 愛知県 | 12回 |
8 | 千葉県 | 9回 |
9 | 熊本県 | 8回 |
10 | 徳島県 | 7回 |
11 | 北海道 | 6回 |
12 | 神奈川県 | 5回 |
13 | 三重県 | 4回 |
14 | 広島県 | 3回 |
大分県 | 3回 | |
16 | 青森県 | 2回 |
山口県 | 〃 | |
愛媛県 | 〃 | |
19 | 岩手県 | 1回 |
宮城県 | 〃 | |
秋田県 | 〃 | |
福井県 | 〃 | |
兵庫県 | 〃 | |
福岡県 | 〃 |
国内上陸回数2ケタの7つの県で、156回。実に全体の74.64%と高い数値となっています。
ちなみに皆さん、上記に沖縄県が含まれていない事をお気づきですか?
気象庁の定義では、台風の中心が「北海道」「本州」「四国」「九州」の海岸線に達した場合を、日本に上陸した台風としているようです。

小さい島や半島を横切って短時間で再び海に出る場合は
通過と呼ぶ為、沖縄県が上の表に無いんだね
出典:国土交通省 気象庁 過去の台風資料
豪雪

私の様に雪が苦手な人は、必ず知っておくべきことだと思います。
日本海側の地域では、身の丈を越える雪が降る地域があります。
私が住む大阪府では、少し積雪すると交通機関はマヒ、歩行者は積った雪に足を滑らせています。
そんな私が、「雪掻きを50代で初体験」するとどうなるのか?

間違いなくツッチーは
滑って転んで大けがになってるね(笑)
そんなわけで、積雪量が多い地域から回避すべく、豪雪地帯を調べてみました。
全域豪雪地帯
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 秋田県 | 山形県 |
新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 鳥取県 |
一部豪雪地帯
宮城県 | 福島県 | 栃木県 | 群馬県 | 山梨県 |
長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | 滋賀県 | 京都府 |
兵庫県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 |
以外と多い豪雪地帯。一部豪雪地帯を含めると24の地域となり、国内の半分が豪雪地帯に該当することに驚きです。
一部豪雪地帯については、下記の出典リンクからより詳細な市町村も確認できますので、移住地検討にぜひ役立てて下さい。
出典:全国積雪寒冷地帯振興協議会 豪雪地帯及び特別豪雪地帯指定図
まとめ
今回、調べた結果を下記で表にまとめています。
自然災害(噴火・地震・津波・台風・豪雪)に特化して移住候補地を選定すると、特に該当する事がなかった埼玉県と奈良県が全てが空欄となりましたので、お薦めです。
ちなみに私が良いなと感じている山口県は地震も少ない地域です。海よりではなく山側に住めば、津波の心配も無いようです。台風の上陸回数も約70年で2回なら残りの人生1回又は2回かなと考えました。そして雪が苦手なので、もちろん豪雪地域でもありません。
まぁ、この様に使って、移住地選定の参考にしていただければと思います。
活火山 | 地震 | 津波 | 台風 | 豪雪 | |
北海道 | 20山 | 多い9位 | – | 上陸6回 | 全域豪雪 |
青森県 | – | 多い10位 | – | 上陸2回 | 全域豪雪 |
岩手県 | 4山 | 多い4位 | – | 上陸1回 | 全域豪雪 |
宮城県 | – | 多い3位 | – | 上陸1回 | 一部豪雪 |
秋田県 | 5山 | – | – | 上陸1回 | 全域豪雪 |
山形県 | 4山 | – | – | – | 全域豪雪 |
福島県 | 5山 | 多い1位 | – | – | 一部豪雪 |
茨城県 | – | 多い2位 | 6m | – | – |
栃木県 | – | 多い5位 | – | – | 一部豪雪 |
群馬県 | 5山 | – | – | – | 一部豪雪 |
埼玉県 | – | – | – | – | – |
千葉県 | – | 多い6位 | 11m | 上陸9回 | – |
東京都 | 21山 | 多い8位 | 3m/31m | – | – |
神奈川県 | – | – | 10m | 上陸5回 | – |
新潟県 | – | 多い7位 | – | – | 全域豪雪 |
富山県 | – | 少ない6位 | – | – | 全域豪雪 |
石川県 | – | – | – | 上陸1回 | 全域豪雪 |
福井県 | – | – | – | – | 全域豪雪 |
山梨県 | – | – | – | – | 一部豪雪 |
長野県 | 10山 | – | – | – | 一部豪雪 |
岐阜県 | 4山 | – | – | – | 一部豪雪 |
静岡県 | – | – | 33m | 上陸21回 | 一部豪雪 |
愛知県 | – | – | 22m | 上陸12回 | – |
三重県 | – | 少ない8位 | 27m | 上陸4回 | – |
滋賀県 | – | – | – | – | 一部豪雪 |
京都府 | – | – | – | – | 一部豪雪 |
大阪府 | – | – | 5m | – | – |
兵庫県 | – | – | 9m | 上陸1回 | 一部豪雪 |
奈良県 | – | – | – | – | – |
和歌山県 | – | – | 20m | 上陸24回 | – |
鳥取県 | – | 少ない2位 | – | – | 全域豪雪 |
島根県 | – | 少ない9位 | – | – | 一部豪雪 |
岡山県 | – | 少ない3位 | 4m | – | 一部豪雪 |
広島県 | – | – | 4m | 上陸3回 | 一部豪雪 |
山口県 | – | 少ない5位 | 5m | 上陸2回 | – |
徳島県 | – | 少ない7位 | 24m | 上陸7回 | – |
香川県 | – | 少ない1位 | 5m | – | – |
愛媛県 | – | 少ない9位 | 21m | 上陸2回 | – |
高知県 | – | – | 34m | 上陸26回 | – |
福岡県 | – | – | 4m | 上陸1回 | – |
佐賀県 | – | 少ない4位 | – | – | – |
長崎県 | – | – | 4m | 上陸17回 | – |
熊本県 | – | – | 4m | 上陸8回 | – |
大分県 | – | – | 15m | – | – |
宮崎県 | – | – | 17m | 上陸14回 | – |
鹿児島県 | 11山 | – | 13m | 上陸42回 | – |
沖縄県 | – | – | 5m | – | – |
当記事は、過去のデータを基に記事にしたものであり、今後を予想したものではありませんので、ご理解の上で参考に用いて頂ければと思います。