ツッチーが大阪府を離れ、山口県萩市に移住を決めたのは2年前でした。
それまでは、田舎移住ランキングで馴染みがある「長野県」や「静岡県」「北海道」に「神奈川県」といった地域が移住候補地でした。

今、考えれば
本当、ミーハーでした♪
では、どういった経緯で移住候補地が山口県萩市になったのかを解説していきたいと思います!
苦手とする環境から逃げる
皆さんは、夏の暑い日は大丈夫ですか?
寒いのは平気ですか?
つまり、夏の暑い日が苦手な人は、沖縄県や九州などの南の地域から避けた方が、良いんじゃないですかって事です。

ツッチーは、雪が凄く苦手だったので
豪雪地帯(特別豪雪地帯含む)を移住候補地域からはずしました!
一部又は全域に指定されている豪雪地帯(特別豪雪地帯含む)は、47都道府県の内、いくつあるとおもいますか?
なんと、驚きの24都道府県あります。
下記にまとめましたので確認して頂ければと思います。
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 | 栃木県 |
群馬県 | 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 | 岐阜県 |
静岡県 | 滋賀県 | 京都府 | 兵庫県 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 |

赤太字が全域豪雪地帯になってます。
移住ランキングで見かける「北海道」「長野県」「静岡県」「岡山県」が、名を連ねています。
ツッチーの様に、寒さが苦手の方や、雪が嫌いな方は、検討の際、十分に気を付けた方が良いですね。
自然災害のリスクを考える
ツッチーは田舎に移住する際は、空き家バンクの物件を購入しようと考えていたので、自然災害のリスクを慎重に考えました。賃貸と違い、その土地と物件を購入するのですから、真剣そのものでした。
最近までは、自然災害の「地震」「津波」「噴火」「台風」の中で、事前に察知ができるだろうと考えたのは「津波」と「台風」でした。

単純に「地震」と「噴火」は、いきなりドン!と来たら
避けようが無いからです。
「津波」や「台風」は気象庁から注意報や警報が事前に発表されるので、そこから避難行動できるから安心だと、ずっと思ってました。
しかし、東日本大震災以降、ツッチーは、津波の考えが変わりました。
10mを越える大津波警報、衝撃でした。あの津波を目の当たりにしてから、10mを越える大津波が発生する地域では住めないと考えるようになりました。
そこで津波に特化した、自然災害のリスクを考える事にしました。
そして、大津波警報が出される可能性がある事象が何かと考えた時に頭を過ったのが「南海トラフ地震」です。
そこでツッチーは、平成24年8月に設置された「南海トラフの巨大地震モデル検討会」において、最大クラスの地震が発生した場合における、想定される津波の高さが報道発表資料で報告されたものを活用して移住候補を選定しました。
報道発表資料によりますと10mを越える津波が発生するとされている都道府県が、13都道府県あります。
千葉県 | 東京都 | 神奈川県 | 静岡県 | 愛知県 | 三重県 | 和歌山県 |
徳島県 | 愛媛県 | 高知県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 |

15mを越える津波の高さとされている地域を
赤太字にしています。
ちなみに15mを越える津波の高さが来るという事は、5階建ての建物では津波の被害に遭う可能性があるということです。
ここまでに残っている移住候補地
東日本
豪雪地帯と南海トラフ地震における津波の影響を考えると、残された移住候補地は、茨城県と埼玉県となります。
西日本
豪雪地帯と南海トラフ地震における津波の影響を考えると、残された移住候補地は以下のとおりとなります。
近畿地区
大阪府と奈良県
中国・四国地区
山口県と香川県
九州・沖縄地区
福岡県と佐賀県、長崎県、沖縄県

移住地は本州の中(現在の大阪府を除く)にある
西日本と決めていたので奈良県、山口県に絞りました。
移住支援制度が充実
ツッチーは49歳。今年で50歳になります。
移住支援制度は若者を優遇する傾向があります。
移住時の年齢次第では支援制度を使えない結果になるおそれもあるので、対象年齢も必ず確かめておきましょう。
支援制度は各自治体で受けることができます。
それでは、2021年版ではありますが移住支援制度を見ていきたいと思います。
ここでは、ツッチーが特に注目した点を紹介しています。
前提条件として、妻と二人で田舎移住を計画しており、子供達は巣立っていますので子育て関係の支援は重視していませんので、悪しからずご了承下さい。
ここでは、ツッチーが絞った移住候補地の中から奈良県、山口県に絞ってとりあげています。
奈良県
奈良県内で住宅に関する移住支援制度を受けることができるのは、人口約12万人の橿原市と人口約1,900人の曽爾村でした。
次に空き家バンクに登録されている物件数(販売中の物件で内覧中や交渉中を含む)と販売価格平均を表にまとめました。
空き家バンク 登録物件数 | 空き家バンク 販売価格平均 | |
橿原市 | 3件 | 約710万円 |
曽爾村 | 4件 | 約320万円 |
どちらも物件の数も少なく、空き家バンクを利用した戸建て購入は難しそうな印象を受けました。
山口県
山口県内で住宅に関する移住支援制度を受けることができるのは、人口約6万人の山陽小野田市と人口約28万人の下関市、人口約5万人の萩市、人口約18万人の山口市でした。
次に奈良県と同様に、空き家バンクに登録されている物件数(販売中の物件で内覧中や交渉中を含む)と販売価格平均を表にまとめました。
空き家バンク 登録物件数 | 空き家バンク 販売価格平均 | |
山陽小野田市 | 33件 | 約1,504万円 |
下関市 | 22件 | 約466万円 ※1 |
萩市 | 88件 | 約390万円 |
山口市 | 20件 | 約420万円 |
※1 販売価格が表示されていない応相談や0円と表記している物件は含まずに算出しています。金額が〇〇〇円から〇〇〇円となっている場合は、高い方を選択しています。
山口県と奈良県と比較した場合、空き家バンクに登録されている物件数がめちゃくちゃ多いのが山口県です。しかも先に挙げたとおり、充実した移住支援制度を利用する事ができます。

空き家バンクに登録されている物件数が多いということは
選択の幅も広がり最高です♪
まとめ
ツッチーは雪が苦手だったので、豪雪地帯を移住候補地から除外しました。次に自然災害の一番のリスクは津波と考え、「南海トラフの巨大地震モデル検討会」が報道発表している資料を基に移住候補地を選定を行いました。
その結果、ツッチーの理想である移住地は、山口県萩市となりました。

決め手は、空き家バンク登録物件数の多さと
移住支援制度の充実でした♪
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
- 出典:全国積雪寒冷地帯振興協議会 豪雪地帯及び特別豪雪地帯指定図
- 出典:内閣府 防災のページ 都府県別市町村別最大津波高一覧表
- 出典:総務省 参考資料4 市区町村別の人口及び世帯数
- 出典:空き家バンク | 奈良県 橿原市・曽爾村 | 山口県 山陽小野田市・下関市・萩市・山口市 |
- 出典:2021年移住支援制度一覧